ねじなめんなよ

以下、誰の事だとかフィクションだとかノンフィクションだとか、あえてノーコメントで。


A・・ねじメーカー いわゆる「ねじや」
B・・ねじ等加工メーカー Aよりねじを仕入れ、メッキ等した後箱詰めし納める。
C・・ねじ等商社
D・・ユーザー

某日、BよりAに「2×7に短いものが入ってた」との連絡。その時はCがたまたま見つけたという事で適当にごまかせるレベルなので気をつけて、という報告のみ。

※20万本から40万本ロットで納めている製品で、組み立てが某国という事で先々ねじも某国製を使う事になるという事から日本からのものと並行してDに納入されていたねじ。

数か月後、Dの生産ライン内でも見つかったという事でCが対策書を作成。その時も短寸品はさほどの数ではないという事でそれ以上は無し。
数日後、生産ライン内でかなりの短寸不良が出たという事でAに対策並びに早急な代替え品の依頼。

ここではじめてAの所に短寸の不良品の実物サンプルが持ち込まれ確認したところ、頭部は通常通り成型されているので、これは製造途中で短くなったものが混入したのではなく、最初からこの長さ(5.5程度)で段取りをあわせて製作したものだとB並びにCに報告。あわせて混入されていたという良品とねじ径が0.04程度違っているので、ヘッダー加工で混ざり一緒に転造したのでは間違いなくないとも指摘。

※ヘッダーでの製品の段取りあわせの時は、まず長さを合わせるのが基本。また製作途中で短寸品が出る事はあり得ないのはヘッダーやでは常識。

数日後、Dの国内のラインに200万本在庫があるから全て返品という連絡。なぜそんなに在庫があるかは不明。

A的には間違いなく自社での混入ではない自信があったのでBに対しその旨伝えるも間にCが入っている事でDには話が伝わらなかったが、その後もAが突っぱねたので返品はB、Cレベルまで。

その後ユーザーサイドが納得しないという事でAより直接Cに「この長さ作った実績無いんで当社製のものではないですよ。太さも違うしヘッダーで短寸出る事は無いんで。」と連絡するも「Bさんの袋から出たんでね。メッキやさんもこの長さのものやってないって言うし、もう1社Dさんの仕事してるメーカーさんも聞いたけどやってないって言うんで、まあどっかが嘘言ってるんでしょ」という対応。

C的にはAの責任にしたかったらしいが、Aの説明に反論する根拠もなく、品管の人間(電話対応したのとは別の人)がAのこうばに一日張り付いて加工時に短寸品が出るか等確認したが、逆に間違いなく出ないという事を認めざるをえない状況となった模様。
また、段取り替え時に間違って短寸品を作ってそのまま流してしまったという可能性も0ではないが、Aも某国のメーカーも「そんな事は無い」と言う中で、Aは1人でやってるが某国のメーカーはそうではないので、ヘッダー職人が仮に黙っていれば上にまで状況が行かないので、どっちの可能性が・・と考えれば、これも一目瞭然。なもんでそれ以降はAに対しての追及はほとんど無し。

※ちなみにCは創業100年以上の老舗ねじ商社。その中に「ヘッダー」の理屈がわかる人間が一人もいないというのがはっきり言って不思議。一人でもいれば最初の段階で変な難くせつけず話が早かったかもしれないのに。

※ごたごたの途中、BとCの担当者がDに呼ばれ、今回の不具合の損失は数千万円になる可能性があると言われたらしい。またまたちなみに、不良出さなきゃいいんだからロット管理はあいまいでも構わないという認識らしい、Dは。

返品の200万本はBが選別機で選って納めたようだが、その後この問題が最終的にどうなったかはAは知らされず、数か月が過ぎていったとさ。
[PR]
by nejikouba | 2013-06-25 21:27 | お仕事 | Comments(0)