「ねじまつり(仮)in月箱」

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11月23日より29日まで、ねじ工房商品を委託販売しております、渋谷「月箱」さんにて、昨年好評でした「ねじまつり(仮)」を、ギャラリー展示として開催します。
期間中は、ねじ工房商品の他、テレビ雑誌にておなじみの、三和鋲螺さん製「ねじキューピー」や、草加モノづくりブランド認定製品、田島製作所「たじまはじめ」氏作「ねじろぼちゃん」 デザインフェスタ等々にて好評のカラコさん作のキャラクター「ねじーる」グッズ等々(上記POPもカラコさん作^^)をあわせて展示しますので、昨年と同様これを機会に「ねじを再認識」していただければ幸いです。


-ねじまつり(仮)in月箱の開催にあたり-

「ねじ」と聞いて、皆さんはどのようなものを思い浮かべますか? おそらく10人が10人、「螺旋状」になっている部分がある部品類を思い浮かべるでしょう。十字や六角等の穴があいた頭があって軸があり、そこが「ねじ(雄ねじ)」になっているもの、六角形や四角形の形のものに「ねじ(雌ねじ)」になっている穴があいているもの等々、微妙に形は違うかもしれませんが、ほぼ全ての人が知っているのが「ねじ」というものです。

これほどの知名度がある「ねじ」ですが、ねじ業界等の長年にわたる努力により大量生産が可能となり、あくなき技術の追求によって生まれた数々の新製品が世に出回る事で、「ねじ」はどこでも簡単に手に入る、どんなものでもある、と世間一般に認識されている事が災いしてか、社会的な重要度という点では現状かなりの部分「軽視されている」と言っても過言ではありません。

そんな中、近年ブームになっています「ロボットバトル」に使用されている人型2足歩行ロボットに、当社(有)浅井製作所製の「低頭ねじ」が数多く使用され、ロボットビルダーの方々に好評を得るだけでなく、各ロボットキットにも多数使用されている事から、平成19年度「草加モノづくりブランド」に「小型ヒューマノイドロボット仕様低頭ネジ」として認定を受けました。
当社が企画運営しております「ねじ工房」の商品も、半期に一度の「デザインフェスタ」では毎回毎回好評をいただいており、ステンレス製の「ねじ」を使い、高度な溶接技術にて作られている、同じく19年度の草加モノづくりブランドの認定製品(有)田島製作所様製の「ねじろぼちゃん」は、ブランド認定以来、のべ1000個以上を売り上げ、堂々ヒット商品の仲間入りをはたしています。
「ねじ」を模ったコスチュームキューピー「ねじキューピー」(三和鋲螺様で取り扱い)は、テレビや新聞紙上でも数多く取り上げられ、一時は入手も困難で発売日には行列が出来るほどの人気製品ですし、食品パッケージデザインの仕事のかたわら、ご本人が大好きな「ねじ」を擬人化したキャラクター「ねじーる」をあしらった雑貨類を企画販売しているデザイナーの「カラコ」さんの製品も、前出のデザインフェスタ等の人気商品です。

その他、本年開催の第22回東京国際映画祭ノミネート作品「君と歩こう」の石井裕也監督の出世作「ガール・スパークス」は、主人公の女の子の家が「ねじうこうば」という設定の映画で、「シネアスト・オーガニゼーション・大阪エキシビション(CO2) 第3回フィルム・エキシビション」の企画制作部門にて「技術賞」等を受賞し、当社が撮影に全面協力したことから実現しました、映画内の「リアルなねじ製造の風景」の映像が、国内外の映画祭にて上映された際にも高い評価を得たようです。また、実際の「ねじ工場(浅井製作所)」に、作家の川上建一さんご本人が取材におみえになり執筆されました、「ねじこうば」を営んでいる、とある家族の日常をえがいた小説「夜間飛行」(小説宝石2007年6月号掲載)は、「生まれ育った街の雰囲気そのもので、読んでいて音が聞こえてきました。何だか自分の街の物語みたいで嬉しかった」「最先端にはなれないけど昔ながらの昭和っぽさを残して働いている家族。普通の話なのに、ニヤニヤして心底うらやましかった」等などの感想をいただき大変好評で、9月刊行の川上さん著の短編集「透明約束」にも掲載されています。

以上のような事から、昨年地元草加市にて開催しました「ねじまつり(仮)」を、今年は場所を変え再度行う事で、「ねじ」や「ねじづくり」が、「工業製品」や「機械部品」という位置づけ以外の場所でも多く取り上げられている現状を実際にその商品等々をご覧いただく事で、さらに広く一般の方々に知ってもらえたらと「ねじまつり(仮)in 月箱」を開催する次第ですので、これを機会に「ねじ」を再認識していただければ幸いです。

「ねじは大切なんだよ」と言っていただける事も最近は確かに多くなりました。しかしながら、重要な箇所に使われている複雑な形状や特殊な材質のねじが大切なのは当たり前の事。そうではなく1本あたり何十銭の工賃で作られている「どこにでもある普通のねじ」でも、重要なのは同じ事なんだという事をご理解いただければと思っております。
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by nejikouba | 2009-11-15 12:01 | お仕事 | Comments(0)